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茎道
2020年度 グッドデザイン賞受賞

2016年に「スローグリーン」という言葉を打ち出し、「自然でいられる、自然とつながる、暮らしを育む」様々なプロジェクトを始めた株式会社グリーン・ワイズ。誰もが、簡単に自然を身近に感じることができる方法はないだろうかと問い続け、2019年、グリーン・ワイズ代表の田丸雄一が「茎道」という新しいデザイン手法を考案しました。その「茎道」が、2020年グッドデザイン賞を取得しました。

 

■ 「茎道」とは

自然な環境で育つ草花に対して敬意を示し、自然を慮る心持ちです。それを育むステップとして誰もが手軽に実現できる花いけ(ディスプレイ)の手法を考案しました。花を生ける際に、華やかな花の部分のみを見せるのではなく、道端に咲くものや自然栽培で育った草花を使い、その茎や葉などの姿全体を見せるコンポジションです。茎の足元を広げ、花の頭を互いにもたれかからせるように組むことで完成させますが、花を生けるという体験を通して、その植物の個体差や特徴、自然本来の植物の美しさや魅力に気づきを得ることができるというデザインアプローチです。

■ 自然の花の美しさを伝えたい

身近に咲く草花を自宅に飾ったり、季節ごとに異なる植物を讃えて愛でるという行為は、自然と共存しようとする日本人の文化として古くから生活に取り込まれていました。その一方で、より華やかな、よりアレンジしやすい花材を、虫食いのない美しい花を、と様々な品種改良や工業生産がされてきました。大量の農薬を使って促成栽培されている現状や、環境や人体に与えている影響に気づく間も無くいつからか、花は花屋で買うもの、という意識に変わり、身近に咲く草花を目に留めることも、美しいと思うことも、少なくなってしまったように感じられます。
路地で太陽の光を探し求めながらその生命力のみを源に成長した植物の茎のうねりは、実は美しいものかも知れない。葉の葉脈をきれいに残した虫食いは、関心してしまうほど繊細なのに気づくかも知れない。自然の中で育った草花に存在する個性を、そのまま生かした飾り方をするだけで、もしかしたら改めて自然の尊さに気づくことにつながっていくかも知れない、そんな想いを込めて「茎道」を広める取り組みをグリーン・ワイズでは行っています。また、ミラノに拠点を置くグリーン・ワイズ イタリーでは、「茎道」ワークショップの開催やイベントや店舗でのディスプレイ設置、日々ショールームでの展示などを通して取り組みを発信しています。


 

■Green Wise Italy
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