GREEN WISE

WORKS

赤坂インターシティAIR 「緑道縁日」

都市の緑地をコミュニティの舞台へ変えるプレイスメイキング

東京都港区赤坂に位置する赤坂インターシティAIR。その敷地の南側に位置する緑道は、圧倒的な緑量を有しながら地域に開かれた公共的空間として、多くの人々に利用されています。
日鉄興和不動産株式会社は、この緑道を単なる通行空間としてではなく、人々が集い、交流し、地域とのつながりを育む場として活用することを目指し、年間を通して様々なイベントを開催しています。その初めての試みとなったのが2024年の「緑道縁日」です。このイベントは、緑道の利用促進と地域コミュニティ形成への想いが込められており、イベント名の通り、人が集まり、交わり合う、街の縁日を彷彿とさせるコンテンツを盛り込んだ内容となりました。
グリーン・ワイズは、企画運営全体を担う企画会社と協働しながら、2024年・2025年の緑道縁日において、日鉄興和不動産が目指す「コミュニティの舞台」となるような空間演出やプレイスメイキングの視点から場づくりに参画しました。

2024年|緑道を“滞在したくなる場所”へ

2024年8月1日・2日に開催された緑道縁日では、来場者が自然と足を止め、交流を生み出す空間づくりを目指しました。
グリーン・ワイズはイベントのキービジュアル制作に加え、緑道内のランドマークとなる大行燈をデザイン・設置。待ち合わせ場所としての機能だけでなく、会場のシンボルやフォトスポットとしても機能することで、人々の記憶に残る風景づくりに貢献しました。
また、会場内には町内会のお祭りや昔ながらの縁日を思わせるカジュアルなシーティングスペースを提案。気軽に腰掛け、会話が生まれる余白をつくることで、オフィスワーカーや地域住民が自然に交わる環境を整えました。
出店者の一部選定にも携わり、単なる物販ではなく、来場者同士の会話のきっかけや思い出の共有につながるような、ストーリー性のある5店舗を厳選。都心のイベントであることを意識し、どこか懐かしく温かいながらも、洗練された空気感を演出しました。

2025年|新たな交流を生むテラスバー

2025年7月31日の開催では、規模の拡張に伴い、新たに縁日の会場となったテラス空間のプレイスメイキングを担当しました。
グリーン・ワイズは、このテラスに設けられたバーのデザインと制作を担当。限られたスペースの中でも人が自然と集まり、滞在できる場をつくることを目指しました。
デザインとしては、視線の抜けを確保することで開放感を高めるとともに、カウンターを外の空間、そして人が行き交う階段の方まで伸びるようにデザインすることで利用者が立ち飲みをしたり、偶然通り掛かった人同士が会話を交わしたりできるような構成としました。
単なる飲食提供の場ではなく、人と人との接点を生み出す場所として機能することを意図し、イベント会場全体に新たな賑わいをもたらしました。

緑地をコミュニティの舞台へ

都市の緑地は、景観や環境価値を高めるだけでなく、人と人、人と地域をつなぐ社会的なインフラとしての可能性を持っています。
緑道縁日は、その可能性を引き出す取り組みのひとつです。
グリーン・ワイズは、ランドスケープの専門性を活かしながら、空間そのものの魅力を高めるだけでなく、人々の行動や交流をデザインするプレイスメイキングに取り組んでいます。
これからも、人と自然が関わり続ける関係性を育み、都市の緑地をコミュニティの舞台へと育てる場づくりを支援していきます。