GREEN WISE

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麻布台ヒルズ

森ビル株式会社は東京都港区に、麻布台ヒルズを開業しました。(2023年11月)
麻布台ヒルズは「文化都心・六本木ヒルズ」と「グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズ」の中間に位置し、文化とビジネスを緑でシームレスにつなぐ都市の中の都市(コンパクトシティ)です。

「麻布台ヒルズ」の開発コンセプトは、“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 – Modern Urban Village -”です。そのコンセプトを支えるふたつの柱である「Green」と「Wellness」を緑で実現するために、グリーン・ワイズは中央広場、ガーデンプラザ等の植栽設計と全体植栽設計監修(維持管理・活用)を担いました。

麻布台ヒルズはかつて我善坊谷と呼ばれていた麻布台の丘陵地形をモチーフにデザインされ、敷地の1/3(約24,000㎡)を緑が占めています。
建物の低層部とランドスケープの設計・デザインを担当したヘザウィック・スタジオの「Five Senses 五感で感じるランドスケープ」というテーマを具現化するための植栽計画が求められました。
森ビル株式会社は、麻布台ヒルズをVillage(村)と称し、人の営みのためにも、生物多様性に配慮しながらも人が楽しめ、活用できる緑のデザインをグリーン・ワイズに依頼しました。

広場を中心に広がる街づくり

街の要となる「中央広場」には、約6000㎡の芝生エリアや水辺など憩いの空間が広がります。中央広場を中心に敷地全体で約320種を多様な植物を採用し、訪れる人々がその時々の季節を感じられるような植栽設計を行いました。

中央広場を臨む建物の斜面には、8種類の柑橘類やアンズ、ブルーベリーなど実を付ける植物を集めた果樹園があり、その隣には野菜を作るための菜園が設けられ、各施設やテナント、地域の人々と連携し季節ごとの花や緑、果実を楽しむことができる様々なプログラムが展開されます。

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街の新しいコミュニティを支える基盤となるのが緑です。街の緑に多くの人が共感と愛着をもって関わることで、コミュニティが醸成します。コミュニティの醸成と発展に、さらには街全体の発展に繋がります。
グリーン・ワイズは、麻布台ヒルズの緑の量や質が豊かになっていくよう、また街に集う人々が緑に日常的に関わりながら、みんなで育て、楽しんでいただけるようを訪れる方々に緑を活用していただけるよう、今後も敷地全体の緑緑地の維持管理監修を行い、街の緑を豊かにするサポートを続けていきます。

《Information》
開業:2023年11月24日
森ビル株式会社
麻布台ヒルズ
東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目の各地内
敷地面積:約8.1h

設計:森ビル株式会社
施工:清水建設株式会社、三井住友建設株式会社、(株)大林組 他
建築設計:Pelli Clarke & Partners, Heatherwick Studio, 日本設計、山下設計
タワープラザエントランス:藤本宗介建築設計事務所
コンセプトワーク: Winkreative
環境認証(予備認証): LEED NDプラチナ 、LEED BD+Cプラチナ(森JPタワー)、WELL
植栽基本設計/実施設計:グリーン・ワイズ