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ニュイ・ブランシュKYOTO 2017
「ニュイ・ブランシュKYOTO 2017」のオフィシャルプログラムのひとつとして、スフェラとの共催による企画展「Perception -slow green」を開催しました。
原種蘭とそれを見立てるために生み出された陶・金属・木などの素材によるコンテンポラリークラフトの器の展示も行われ、自然の造形と人の手仕事が生み出す造形とがひとつとなった空間を味わうことができました。
10月6日のオープニングビューでは一夜限りのイベントとして、味覚によってインスタレーションの世界観を体感して頂く、フードインスタレーションも開催しました。
会場
SferaExhibition
スフェラ・ビル2F
〒605-0086
京都市東山区縄手通り新橋上ル西側弁財天町17
会期
2017. 10/6(金)- 10/22(日)
Collaborators
Food coordinator
梶山葉月 Hazuki Kajiyama
hazu-kitchen.com
Film maker
古木洋平 Yohei Cogi
yoheicogi.wixsite.com/cogifilm
Candle manufacturer
大與 Daiyo
warousokudaiyo.com
フードインストレーション メニュー
鯛のカルパッチョ 葡萄のせ
馬鈴薯の山椒バター和え
鯛の檜皮焼き 檜塩
焙じ茶のご飯
万願寺唐辛子のブリュレ
料理家 梶山葉月さんコメント
今回京都の農家さんを訪問し作っている環境から見させていただいたことは大変貴重な経験でした。作り手が違うとこんなにも野菜の味にも個性がうまれるものなんだと思いました。
ご提供いただいたお野菜自体が味が濃くてパワフルでしたので、極力手を加えないシンプルな方法を考えました。
今回のテーマ「perception」このテーマを私なりに料理に表現しました。
たとえば野菜の茹で方をわざと固めにして、食感をだしよく噛むことによって野菜のもっている、苦みや甘みを感じていただいたり、逆に野菜の形をなくすまでペースト状にして奥にある野菜の存在を認識していただいたり、と五感を使って様々な角度から料理を楽しんでいただけるよう心がけました。
お客様の反応もそれぞれで自分としても新しい発見の場になったと思います。
また新たな挑戦ができるようトライしていきたいと思います。